実験室でオーロラをつくる!!

オーロラ発生装置  
 

オーロラ発生装置
このページでは、新潟県立自然科学館 生活の科学
2F 「化学の自動実験」のコーナーに設置された
「オーロラ発生装置」についてご紹介します。
(監修:大阪市立大学 工学博士 南 繁行 先生)
オーロラは、主に太陽風による発電によって磁気圏内の電子が加速され、地球大気と衝突することで発生します。
この実験装置では、この仕組みを再現しています。
オーロラをつくる  
@電子を加速する☆
 装置の上の電極にマイナスの電圧をかけると電子が飛び出し、下(地球)に向かって降りそそぎます。

A地磁気をつくる(オーロラの形を決める)☆
 装置の下の模型地球の中には、実際にオーロラを遠く宇宙から眺めたときの丸い輪の形を再現するために、強力な磁石が入っています。

B空気を薄くする☆
 オーロラは高さ100km以上の空気の薄いところで光ります。この装置では、十分発光するように真空ポンプによって容器内の空気を1万分の1気圧くらいに薄くしています。

Cオーロラの発光☆
 加速された電子が空気とぶつかると、空気中の酸素や窒素が発光します。


再現された“オーロラの輪”
<科学館における[オーロラの科学]の展示>
科学技術館 エレクトロホール<オーロラ・サイエンス>
横浜こども科学館 宇宙研究室